
うえだ徒手治療室
腰痛、頭痛、首痛、ヒザ痛、肩こり等身体の痛み。顎関節症、自律神経症状、子宮筋腫、生理痛、PMSなど婦人科系疾患、更年期障害、慢性的な疲労、めまい、動悸、ほてり、不眠、便秘、冷え性 耳鳴り、手足のしびれ、不定愁訴。
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大場徒手医学研究所HPより引用 (http://obahands.com/shintai.html)
身体呼吸療法
・オステオパシーの頭蓋療法(クラニオパシー)から発展させた、ハラ呼吸を基本に据えた日本ならではの治療法。
身体内部の揺らぎは、1分間に8~12回の律動性として、リンパ管に反映しています。リンパ管が最も集中しているところは腹部です。身体呼吸療法におけるハラ呼吸は、腹部のリンパ系の揺らぎが、横隔膜の呼吸運動と同調することで生じる内圧変動です。
身体に本来あるべき自然のリズムは、古代の海の動きが原初的な生命活動に刻印したリズム性かもしれません。この身体に深く息づく揺らぎは、オステオパシの分野でサザランド波として脳脊髄液で発見されていましたが、つい最近発見されたグリファンティック・システム(脳のリンパ系)と密接な関係があることがわかります。
脳は8割が水分とも言われます。脳脊髄液も脳の組織液(間質液)も、神経細胞が健全に機能するためにとても重要な役割をはたしています。滋養、代謝産物のクリアランス、熱交換、神経伝達物質の運搬などいろいろありますが、こうした脳の水分の灌流には、頭蓋の内圧変動と関連しているはずなのです。
頭蓋の弾力的な揺らぎとなっている内圧変動を筆者が初めて測定していますが、この内圧変動はハラ呼吸とも密接に関連していることを30年近くの臨床経験から確かめてきました。ハラ呼吸の内圧変動は、腹腔から縦隔・頸部を経て顔面骨の弾力的な動きを誘導しています。その動きは、鼻の奥にある篩骨から前頭部へと連なるのです。したがって、脳の前頭葉周辺部の脳脊髄液・間質液の還流を促すことが考えられます。
こうした揺らぎが起こることで、なにが変わるでしょうか。最も顕著にあらわれるのは、夜ぐっすり眠られたと証言してくれる方が実に多いことです。不眠で悩んでいる方も、しだいに眠られるようになったと話される方もほとんどです。
健康を回復させるためには、睡眠がきわめて大事なことは、免疫力が高まることなど、さまざまな研究からも明らかです。最近では、グリファンティック・システム(脳のリンパ系)の発見から、神経活動に有害な代謝産物(アミロイドβやタウなどのタンパク質)を除去に重要であることも明らかになってきています。このことから、認知症の予防のためにも健全な睡眠が大切なことが言えます。


「脳脊髄液」は聞きなれない名前ですが、血液やリンパ液が全身を巡って、体中に栄養を届け老廃物を排出するように、脳脊髄液も同じような役割を果たします。脳にとって非常に重要な役割を果たしています。重要なだけに、脳脊髄液の流れが悪くなると、体には様々な不調が出てきてしまいます。
血液もリンパ液も、体中を巡ることで、循環することではじめて意味を持ちます。つまり、流れが滞ってしまうと、それはそのまま体の様々な不調に繋がっていくのです。
頭蓋骨の内部や背骨の内部には、生きていく上で最も大切な脳と脊髄があります。その脳と脊髄とそれらを包み込む膜の間は脳脊髄液という体液で満たされています。脳脊髄液の流れが滞ると、免疫力や治癒力が落ちたり自律神経が乱れたりなど身体に様々な不調が現れます。施術では、脳脊髄液の流れの調整を行います。身体の健康と深い関わりを持つ脳脊髄液について、施術を受ける前の参考知識としてぜひお読みください。
脳脊髄液の役割
脳脊髄液は脳や脊髄の周りを満たしています。脳脊髄液の一番大きな役割は脳と脊髄を保護することです。また脳と脊髄の周りを循環することで老廃物を排泄する役割も持っています。脳脊髄液は脳内で血液をろ過して作られる無色透明な液体です。脳脊髄液は1分間に6回から12回のリズムで生成や吸収を繰り返し、このリズムに合わせて頭蓋骨も動いています。非常に小さな動きのため、自分自身ではその動きを感じ取ることはできませんが、脳脊髄液を流し代謝を正常に行うためのとても大切な働きです。
脳脊髄液の流れが悪くなると
脳脊髄液の通り道は非常に狭いため、頭蓋骨や仙骨にズレが生じたり、頭蓋骨の動きが止まると脳脊髄液の流れが滞ります。頭部に脳脊髄液が溜まると脳が圧迫され、頭痛が発生しやすくなります。悪化すると水頭症を引き起こし、嘔吐や視力低下などの症状が現れます。また、自律神経の働きにも悪影響を与えます。脳脊髄液が正常に流れなくなると治癒力や免疫力が下がったり、自律神経が乱れたり、老廃物が蓄積することによりあらゆる機能が低下してしまうことがあります。自律神経が乱れると、頭痛や不眠、動悸や息切れ、低体温やしびれといった不定愁訴や自律神経失調症の症状が現れます。
さらに脳脊髄液の流れが悪くなると脳神経細胞にも障害が現れ、耳鳴りやホルモンバランスの悪化などが起こることもあります。このように、脳脊髄液は生きていく上で非常に重要な役割を担っています。脳脊髄液の正常な流れを維持し、脳のリズムを整え、脳が深呼吸できる状態を保つことは健康を維持する上でとても重要です。頭痛や不眠といった自律神経の乱れによる不調にお悩みの方への施術として行っています。

自律神経について
私たちの体には、自分の意志で動かせる部分と、コン
トロールが不能な部分とがあります。例えば手や足は、
何かの病気やケガがない限りは自分の意志で自由に動
かすことができます。一方、心臓の動きや胃腸の働き
を自分の意志でコントロールすることはできません。
そのように、自分の意志では動かせないけれど、生命
活動に関わる重大な部分の働き、これを自然にコント
ロールしている神経が自律神経です。
自律神経は、私たちの意識や状態とは無関係に24時間
休みなく働きます。その働きのおかげで睡眠中も心拍
や呼吸が止まることはなく、消化器官は栄養を分解し
て体に蓄え、日々の活動に必要な準備を整えながら過
ごすことができます。
外気の変化に合わせ、体温調節や体内湿度調節を行うのも自律神経の仕事です。そのための発汗、血管の収縮、血液量の変化なども自律神経が各組織に作用してその働きを調整しているので、それが乱れると必要以上の汗が出たり、反対に汗をかけなくなったり、冷えやのぼせ、ドライアイやドライマウスなどの症状がおこるようになるのです。
そのような自動的な働きを持つ自律神経は、生きるためには絶対に欠かせない非常に重要な存在で、この働きのバランスが乱れれば、様々な不調がおこるようになってしまうのです。
